♦ 〈あらまし読み〉 とは
〈あらまし読み〉とは、新書などの情報読書の苦手な児童・生徒・学生のために、ある具体的・現実的なテーマをもとに、課題発見することを目的に行う準備読書の方法です。
この読書の特徴は、シート※に沿って、集中して本の一部分を読みメモする、2人で対話する活動を通して、本の概要を把握するところです。〈あらまし読み〉を継続して、2度読み、精読する本を自分で決めていきます。
〈あらまし読み〉は、PISA型読解力に通じる一つのオリジナルな実践です。
※ 「ロイロノート・スクール」を導入している学校では、あらまし読みロイロノートを使用
できます(2024.02~)あらまし読みロイロノートを使うための方法 も参考までに。
手書き重視の紙印刷版あらまし読みシートもダウンロードして継続して使えます
独立行政法人 国立青少年教育振興機構 「子どもゆめ基金助成活動」2024年度 申請中
4種類のあらまし読みシートは、A4判2枚を両面印刷1枚、A4判4枚をA3判両面1枚に印刷して、1冊に1枚の〈あらまし読み〉記録に整理して保存していくことをお勧めします。 参考までに、小学生(5・6年)中学生のサンプルあらまし読みシートを添付してあります。
レポート作成のためのコツ満載!!
2.本のリスト
●大学初年次向け1冊1枚 言葉を埋めて読もう69冊
(2014年作成)
●<あらまし読みシート>活用
3.<あらまし読み>本のリストの創り方のヒント New!
1.読みのハードルを下げる
2.読みの可視化と思考
3.対話で「読み」の確認
4.俯瞰的な見方を養う
5.隙間時間のフル活用
《ワークショップ参加者の声》
♦ 〈あらまし読み〉 最新情報コーナー
♥ 「第26回 図書館総合展2024」Ⅰ期・Ⅱ期
オンライン(7/6・11/16)&ポスターセッション in パシフィコ横浜(11/5-7)
牧恵子(2014)『学生のための学び入門-ヒト・テクストとの対話からはじめようー』ナカニシヤ出版 はじめて〈あらまし読み〉を掲載した書籍です
「第25回 図書館情報展」2023年10、11月 ブース/ONLINE 出展 アカデミック・ブース 初出展。来場者投票で「第1位」を受賞しました!
〈あらまし読み〉活動教育実践例をGoogle マップ化へ。地図を拡大してご覧いただくと、実践報告書一覧が出てきます
皆様の授業等のご報告( テンプレート授業用)や研修のご報告(テンプレート研修会用)を用意して、お待ちしています
・ 2024年11月
牧恵子「『探究』の入口に立つ 児童生徒・学生のための読書教育ー〈読み聞かせ〉<朝の読書〉に続く〈あらまし読み〉の提案」
公益財団法人全国図書館協議会 「学校図書館」 2024.11月号(通巻No.889)投稿原稿の掲載
・ 2024年10月兵庫県私立学校図書館協議会でワークショップ開催。司書・教員・生徒の協力であらまし読みは進みます。
・ 2024年10月関西福祉科学大学・関西女子短期大学学内研修会の開催 初年次教育担当の先生方、学生の皆さんが熱心
に、ワークショップに参加。アンケート結果でも、今後の授業への応用を考えてくださいました。
・ 2024年6月 安田小学校(広島県 安田学園)小学校5年生下調べに〈あらまし読み〉の導入!
小5の体験者から「ノンフィクションはあまり読んでなかったけれど、この読み方なら楽しく読める」等、好評でした。
・2024年7月浦和コミュニティセンターにて、直接対面〈あらまし読み〉開催
独立行政法人 国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金助成活動」申請中
・ 2024年7月葛飾区教育委員会主催小中学校学校司書研修を開催
・2024年5月「こころもちネットワーク」(国語教育の難波博孝先生)の「教師の学校」例会で、〈あらまし読み〉
オンラインワークショップを開催。6月、生徒と〈あらまし読み〉の具体的実践へ動き出したという報告ありました
・ 市立今宿中学校では、「あらまし読みロイロノート」を作成
ロイロノート・スクールを導入している学校では、使用できますのでご活用を!
・ 2024年度 松江市にある学校法人大多和学園 開星中学・高等学校では、創立100周年、開星の生徒に読んでほしい100
冊を選ぶ計画、ネクスト200に向けてのプロジェクトも始動。体系的な「開星探究メソッド」をもとに〈あらまし読
み〉を共有化へ大きく前進中!
♥「情報活用授業コンクール」に応募しませんか?あらまし読み推進会は推奨します
第4回 情報活用授業コンクール (応募期間 2024.02.01~04.05〉 終了しました
お問い合わせ:全国学校図書館協議会研究調査部 kenkyu@j-sla.or.jp
♦ オンライン・ワークショップ当日に向けたお願い
❤ 2冊の平易な新書本などを選ぶ
10代の若者たちが「みらい」に向かって考えられるような、平易な新書を2冊、
読まずにお持ちください。
【お薦めのシリーズ】
* 岩波書店<ジュニスタ> <岩波ジュニア新書>
* 筑摩書房<ちくまQブックス>
* イースト・プレス/新曜社<よりみちパン!セ>
* 河出書房新社<14歳の世渡り術>
* 講談社<15歳の寺小屋>
* 小学館Youth Books
* ポプラ社新書 など
❤HP内の「ONLINE用あらまし読みシート2022」をダウンロード・筆記用具・時計
❤スケジュール
13:50 10分前に開けていますので、少し早めに入室ください。時間通りに開始します。
14:00-14:15 「あらまし読み」の方法の概要紹介
14:15-15:00 3ステップを集中読書しながら、読み・書き・描きのワークショップ
15:00ー15:10 ブレイクアウトで、
話し手1分間➡聴き手印象に残ったことを30秒話すスタイルで対話交流
15:10-15:30 感想や質問など全体交流、アンケートのお願い
※ 途中、急用で離席される場合は、チャットでひとことお声がけください。
❤ZOOM使用の注意事項
・ ワークショップ・交流会の途中で、お顔を見ながら対話し合う場面があります。マイクオン、カメラオンの準備もお願いします。
・ ZOOMのアップデートを済ませておいてください。PCからの入室をお勧めします。
♦ 〈あらまし読み〉の授業・セミナーに参加した
生徒さん、学生さんからの声からの学び
・ 知識の本もおもしろい➡知識読書の体験
・ 読みたい章だけ読む、が新鮮➡読み方の発見
・ 短い時間だったけれど、本の内容がわかった気がする➡俯瞰的な読みへの気づ き
・ 興味について知識を得た➡情報ゲット(=得した感)
・ 話すのが楽しい➡レクリエーション感覚
・ 寝る前に15分本を読むようになった➡読書の自律的習慣化
・ 6冊あらまし読みして、意味がわかった➡複眼的思考法への接近
・ もっと早く教えてほしかった(大学院生) ➡初等・中等教育の読書教育への契機
・ 是非、ほかの学生に広げてほしい➡学生からの要望
・ まずは〈あらまし読み〉って、何かな?と気楽に参加してみてください
・ 申込は3日前の水曜日夜12時までにお願いします
・ 急な欠席の場合、当日開始までに、必ずメール連絡をください
・ 個別の相談の予定をご希望される方は、〈質問・意見のメール〉でお願いします