「あらまし読み」-<探究>の入口となる新・読書術-
6編からなる YOU TUBE公開 あらまし読み推進会
1. はじめに
「あらまし読み」は、小学校高学年~大学生という10代の読書教育として提案する新しい読書の技法です。教育現場の先生方、図書館司書の皆さん、教育関係企業の方々にご理解いただき、方法を広げていただきたくボランティアで活動しています。
2020年9月~2023年9月現在までの「あらまし読み」定期ワークショップの参加者は232名(ほかに公開ワークショップや研修会を通して100名ほどの皆様に参加していただきました)、実践・報告事例は35になりました。(HP内「あらまし読み実践地図」 参考)
「あらまし読み」は、小説や物語の「通読」とは違って、ある具体的・現実的なテーマをもとに、児童・生徒・学生自身が「テーマについて課題発見する」ことを目的に行う読書です。新書などの情報読書の本を複数冊、俯瞰的・効率的・協働的に「あらまし読み」して、本の内容と「自分の考え」を相対化し、考えていく読書方法です。
「1冊のあらまし読み」自体は、40分程度のゲーム感覚で集中する活動になっています。
まずは、この体験を皆さんとご一緒にオンラインでやってみましょう。
2. ワークショップ当日に向けたお願い
❤ 2冊の平易な新書本
10代の若者たちが「みらい」に向かって考えられるような、平易な新書を2冊、読まずにお持ちください。
【お薦めのシリーズ】
* 岩波書店<ジュニスタ> <岩波ジュニア新書>
* 筑摩書房<ちくまQブックス>
* イースト・プレス/新曜社<よりみちパン!セ>
* 河出書房新社<14歳の世渡り術>
* 講談社<15歳の寺小屋>
* 小学館Youth Books
* ポプラ社新書 など
❤HP内の「ONLINE用あらまし読みシート2022」をダウンロード・筆記用具・時計
❤スケジュール
13:50 10分前に開けていますので、早めに入室ください。時間通りに開始します。
14:00-14:15 「あらまし読み」の方法の概要紹介
14:15-15:00 3ステップを集中読書しながら、読み・書き・描きのワークショップ
15:00ー15:10 ブレイクアウトで、「話し手1分間➡聴き手印象に残ったことを30秒話す」対話交流
15:10-15:30 感想や質問など全体交流、アンケートのお願い
※ 途中、急用で離席される場合は、チャットでひとことお声がけください。
❤ZOOM使用の注意事項
・ワークショップ・交流会の途中で、お顔を見ながら対話し合う場面がございます。
マイクオン、カメラオンの準備もお願いします。
・ZOOMのアップデートを済ませておいてください。PCからの入室をお勧めします。
3. 「あらまし読み」の授業・セミナーに参加した大学生さんからの声
●面白い本の読み方だった
●短い時間だったけれど、本の内容がわかった気がする
●今までただ読んできた本がつながった気がする
●寝る前に15分本を読むようになった
●6冊あらまし読みして、意味がわかった
●もっと早く教えてほしかった(院生)
●是非、ほかの学生に広げてほしい
4. 「あらまし読み活動」と推進会
現在、代表の牧恵子が、2013年大学初年次教育での「あらまし読み」実践をスタートさせ、2014年『学生のための学び入門』ナカニシヤ出版のテキストで公開しました。その後「あらまし読み」に参加した大学生は1000名を越えます。
2020年9月から「あらまし読み」ONLINEの定例オンライン・ワークショップを始め、2020年から2023年「図書館総合展」に出展を続けています。現在232名の方とオンライン・ワークショップで出会ってきました。ほかには、講演会や研修会でも100名近い方々とワークショップをしました。
この3年間のオンライン活動を通して、行われた実践は、「授業例14、研修会5、出版・実践報告・論文14、企画展示1、被引用1」(「あらまし読み実践地図」に一覧 https://www.aramashi.online/)です。
「あらまし読み推進会」の現在のメンバーは、オンライン・ワークショップでの出会いを出発点に、粘り強く教育現場で、「あらまし読み」の授業やセミナーを続けている小中高大学の先生方やフリーランスの方10名です。
一緒に「あらまし読み」実践をしてくださる推進会メンバーを募集していますので、お声かけください。
《 「あらまし読み」体験ワークショップのご案内 》 申込は3日前の水曜日夜12時までにお願いします
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1.読みのハードルを下げる
2.読みの可視化と思考
3.対話で「読み」の確認
4.俯瞰的な見方を養う
5.隙間時間のフル活用
《 ワークショップ参加者の声 》
A.2021.11