レポート作成のための3種類のフォーマットを用意しました
1. 〈あらまし読み〉シートから「箇条書きレポート」へ
〈あらまし読み〉からはじめるレポートづくり
本を読んだあと、記憶が新しいうちに「感想・認知・疑問」を一言ずつ書いてみましょう。
もしうまく書けなかったら、もう一度ゆっくり読み直してみるのもおすすめです。
とくに「新しく知ったこと(認知)」を整理することは、レポートを書くうえでとても大切です。
このメモをもとに、「序論・本論・結論」の3つの流れで、レポートの俯瞰的な土台をつくっていきましょう。
2. ベン図を使った2冊の比較レポート構想表
ベン図で見える、2冊の本のつながり
2冊の本を比べるときは、ベン図を使って「似ているところ」「ちがうところ」を整理してみましょう。
そのうえで、自分の考えや気づきをまとめてみると、レポートの主題が見えてきます。
題名や副題も、読み手に伝わりやすいように工夫してみましょう。
ペアで話し合うことで、新しい視点が見つかるかもしれません。
3. 2冊の本をもとに書く「比較レポート」
「比較レポート」フォーマットで、安心して書きはじめよう
はじめは、決まった形(フォーマット)にそって書いてみると、スムーズに進められます。
下書きができたら、声に出して読んでみると、文章の流れや言葉づかいが整っていきます。
そのあと、クラスの仲間や他の大学生と読み合って、感想やコメントをもらいましょう。
おたがいの視点から学べることが、きっとたくさんあります。
例えば、このようなコメントを交流していました。
【例1】このレポートを読んで読書に「楽読」、「教養を得るための読書」という二つの種類があることに興味を持ちました。教員を目指す者ならではの視点で読書に対するこれからの活動も詳しく書いてあって、思わず私も実践してみたいと思いました。(●●大学総合政策学部 1年)
【例2】全体的にちゃんと筋が通っていて読みやすかったです。私は、図書館の堅い雰囲気が苦手で、読書があまり得意ではないので、利用しやすい図書館の実現はとても重要なことだと思いました。(●●大学生物資源学部 1年)